こんにちは、&leather です。

雨が続きますね。お足元の悪い中ご来店いただいており、皆さまありがとうございます。

今週末からまた3連休、月曜祝日となりますので、7日(日)・8日(月)はお店がお休みになります。お気をつけ下さい。

今回もリフト交換の話、3回目になります。

今回は、婦人のパンプスのリフトのお話をしていきます。

面積や素材の関係で、割と頻繁に交換することも多いこちらですが、その分、修理するときも何かと気を使うことも多いものなんです。

婦人のパンプスですが、ヒールが太いものと細いものがございます。

太いヒールはトップリフトで、細いヒールはピンリフトで修理となります。

いくつか種類はありますがわかりやすく具体的には、

トップリフトで交換するもの↓

ピンで交換するもの↓

どちらのタイプも下の画像ぐらい減っていたら交換です。↓

太いヒールものはヒールに達しないまで。

ピンで交換するものもヒールに達しないまで。そしてピンのなかの金属芯が見えていたら交換です。そうなっていると、歩いているとカツカツとカカトから金属音がしていると思います。

こんな感じで出てきます。

因みに、どちらも注意しなければいけないのは、ヒールまで達してヒールが削れてしまわないようにする事です。

なぜかというと、細いヒールは

このようなピンを入れて修理するのですが、

ピンを入れる部分には空洞の金属の芯が入っており、さらにこの空洞のなか、途中からある程度の長さの金属の棒が入っています。赤マルの部分です。

ヒールが削れてしまうと、ピンを取り付ける部分のヒールの先を真っ直ぐに削ってピンを付けます。

ヒールが削れ過ぎていると、その分削るのですが、先程お話したように、空洞の途中から金属の棒が入っているので、そこに達してしまうとピンの先を入れるスペースが無くなってしまいピンが入らなくなります。

そうなるとピンのみでの修理はできず、ヒールからの交換になります。

また、ヒールが低くなるとそれに伴いつま先が上がって、靴のバランスが変わってしまいます。

また、太いヒールですが、レザーを積んでヒール作っているものも持ちろんありますが、婦人靴の場合、軽さを出すためかヒールがプラチックで出来ているものも多いです。

リフトをとるとこうなっています。プラスチックのヒールの周りに巻き革と言って、薄い皮を巻いています。

皮を積んだ様に見える皮を巻いていることも多く、パッと見だと、どちらか判断しかねる事もあるでしょう。

こちらの様なプラスチックのヒールですと、紳士靴のヒールの様に、アタッチをして高さを戻してリフトを取り付けることが基本的には出来ません。アタッチ材を取り付けるスペースが確保できないからです。

ただし、削れ分だけ厚みのあるリフト材を使用して高さをある程度戻すことが出来ますので、ご安心を。

リフトの交換のお話はとりあえずここまで。また、今回書ききれなかったもの、書きこぼしているもの、珍しいリフトの交換などありましたら、随時書いていきますね!

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