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そして、今回も前回に引き続き、リフト交換の話です。
今回は前回の終わりにも書きましたが、ブロックヒール、スニーカーやワークブーツのカカトの修理の話をします。
まず、ヒールでもあり、リフトでもあるブロックヒール。
こちらですね。
この様な塊のものがひとつボーンとついています。
リフトのみ交換という概念がないものなので、結構減ってから交換でも大丈夫です。
その際に、ソール本体まで減らさないようにして下さいね。
同じ様にまたブロックヒールを取り付けます。
こうなります。今回は紳士靴の雰囲気に合わせ、ブロックヒールですがヒールとリフトがある様に見えるように仕上げています。
また、ブロックヒールといえど、場合によってはコーナー修理という修理方法をとります。
傾斜板という材料を使います。その名の通り、斜めにカットされた板です。
こちらをソール本体も斜めに削って、すぽっとはめ込む様にして修理します。
こうなります。
裏からみるとこんな感じです。
ちなみにスニーカーなどののカカトも同様です。傾斜板を使って修理します。
こちらが、
この様になります。（ビフォーアフターで違う靴ですいません。。雰囲気が伝われば。。。）
傾斜板にも色々種類や色があって、靴のソールによって選定して修理しております。
ワークブーツのこの様なソールも、カカトの部分だけ修理も出来ます。
こちらですが、
こうなります。この様なソールは基本的にはオールソールでの対応になる事が多いのですが、どうしてもカカトのみ減ってしまっている場合はこの様にも修理できます。
そして、クラークスに代表されるこちらのソール。カジュアルななブーツのソールでよく見ますね。
独特な履き心地のこちらは生ゴムといいます。これも修理できます。部分的に修理でも大丈夫。
カカトの修理ですと、こうなります。傾斜板の修理に近く、はめ込む様に修理します。
手を変え品を変えして、色々と修理ができるんですよ。
これも修理できるの？大丈夫なのかな？と思ったら、お気軽ににご相談下さいね。
次回は婦人靴、パンプスのリフト交換のお話です。
面積や硬さなどの性質上、頻繁に交換することになるものではありますが、実はなかなかに奥の深いもので…。
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